統合型リゾート（IR）について
統合型リゾート（IR）とは？
＊MICE：Meeting（会議・研修）、Incentive（招待旅行、ツアー）、Conference（国際会議・学術会議）またはConvention（大会）、Exhibition（展示会）またはEvent（催事）の4つの頭文字をあわせた言葉で、ビジネスと関わりがある多数の人の移動を伴う行事を指す
シンガポールでは2010年にIRが2施設開設されて以来、観光客数と観光収入が増加しています。これは、IRにはビジネスからレジャーまで多くのタイプの旅行客が宿泊可能なためです。日本でもIRは外国からの観光客を誘致できるのに加え、地元への雇用の提供や消費の押し上げなどの経済効果をもたらするという期待が寄せられています。
＜シンガポールの成功例＞
IRの運営を通じ経済効果（雇⽤・消費等）が社会に波及している例：シンガポール
シンガポールは、2010年にホテルや商業施設を備えたIRを2ヶ所開業
IR開業後４年で、国全体の観光客数が６割、観光収⼊が９割増加
2016年度のギャンブルに係る税収が約2,140億円となり、国の財政改善に寄与
※税収約27.1億星ドルを2016年レート（1Sドル79円）で換算。ただし、競⾺等への課税も含まれる。
カジノ設置後、⼈⼝10万⼈当たりの犯罪認知率（全体）に大きな変化は見られない。また、犯罪類型に着⽬しても、体感治安の悪化につながるような「⼈に対する犯罪」（殺⼈、強姦等）、 「暴⼒/重⼤な財産に対する犯罪」（強盗等）、「住居侵⼊及び関連犯罪」、「窃盗及び関連犯罪」などの犯罪についても大きな変化は見られない。
シンガポール政府によると、シンガポール国民のカジノ訪問者数はオープン当初の2010年から2018年までに半分に減少。ギャンブル依存症の率も2011年の2.6%から2017年には0.9%まで減少。依存性は極めて低い。
参考元：内閣官房 特定複合観光施設区域整備推進本部事務局
